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MS_ADMigrationNotes
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TOP > インフラストラクチャ > Active Directory > Active Directory(移行)
- AD移行の注意点
- Active Directory(計画)
移行元の機能レベル(フォレスト、ドメイン)を確認する。
移行手順によって、移行元ドメインの機能レベルを上げる必要のあるケースがある。
補足: 機能レベルの引き上げは、原則として後戻りできない (Windows Server 2008 R2 以降、条件付きで下げられる場合はあるが、 実務では不可逆と考えるべき)。 引き上げると、その水準に満たない旧 OS の DC を 追加できなくなる点も含めて、事前に棚卸しすること。
FSMO の移行も忘れずに。
DNS、DHCP、WINS など関連するネットワークサービスの移行も考慮する。
- DNSサーバ
- DHCP — ネットワークの基礎編
- WINS — Windowsネットワーク編
補足: AD 統合 DNS の場合、DNS ゾーンは Active Directory(レプリケーション) に相乗りしている。 DC を移行すると DNS も一緒に動くため、 クライアントが参照する DNS サーバの向き先を DHCP のオプション(006)ごと切り替える計画が要る。 ここを忘れると、DC は移行できているのにログオンできない、という事象になる。
ローリング・アップグレード(MS_RollingUpgrade.md)
レプリケーションに依存した移行なので、
レプリケーションの仕組みについては理解しておく必要がある。
補足: 移行の前後では、必ず
dcdiag/repadmin /replsummaryでレプリケーションが健全であることを 確認してから次の手順に進むこと。 不整合を抱えたまま DC を追加・降格すると、 復旧が著しく困難になる(Active Directory(正常性の確認) 参照)。
DC の追加によるトラブルへの対策は、 Active Directory(正常性の確認) と併せて確認する。
基本的には、SID 履歴を使用する方式を採用する。
問題点はあまり多くはない模様。
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SID フィルター
新規ドメインから、既存ドメインのリソースにアクセスを可能にする場合、
SID フィルターを無効にする。netdom trust ... /enablesidhistory:Yes
補足(重要): SID フィルターはセキュリティ機能である。 無効化すると、信頼先ドメインの管理者が SID 履歴を偽装して自ドメインの特権を主張できる(SID インジェクション)。
したがって、
- 無効化は移行期間中の一時措置とし、
- 移行完了後は必ず再度有効化(
/enablesidhistory:No)し、- 併せて信頼関係そのものを削除する
という段取りを移行計画に明記すること。 「移行後もそのまま」という状態が残りやすい典型的な箇所である。
SID 履歴を使用しないケースは
- 移行先ドメインを信頼しない場合で、
- 且つユーザとリソースを同時に移行できない場合
となる。
SID 履歴を使用したアカウントの移行(概略)
- 管理されたサービス アカウントを移行する(コンピューターより先に)。
- すべてのユーザー アカウントを移行する。
移行元では有効、移行先では無効。複雑なパスワードを選択し、属性は移行しない。 - ユーザーのバッチごとにローカル ユーザー プロファイルを変換する。
- ユーザー アカウントのバッチに対応するワークステーションの各バッチを移行する。
- バッチ内の全ユーザーでプロファイルとワークステーションの移行成功を確認する。
失敗したアカウントは移行しない(既存プロファイルが上書きされるため)。 - ユーザー アカウントをバッチで再移行する。
移行元で有効期限を 7 日間に設定し、移行先を有効化、パスワードと全属性を移行。 - 各バッチの終了後、すべてのグローバル グループを再移行してメンバーシップを更新する。
- バッチ内のユーザーに、移行先ドメインにログオンするように通知する。
- すべてのユーザー移行後、最終のグローバル グループ移行を実行する。
SID 履歴を使用しない移行では、上記に加えて
- 「ユーザーのグループ メンバーシップを修正」オプションを使用し、
ADMT が移行先の適切なグローバル グループにユーザーを追加するようにする。 - ファイル、共有、プリンター、ローカル グループ、ドメイン ローカル グループの
セキュリティを追加モードで変換 →(移行後)削除モードで変換する。
ADMT を使用した移行はわりと難易度が高いとのことで、
- トラブル発生時の復旧計画(ロールバック)を立てて作業する。
- 仮想化環境を使用した検証環境などで検証しながらの作業が良い。
補足(最新化): ADMT は 2022 年以降、新規ダウンロードが提供されていない (最終版は ADMT 3.2、Windows Server 2012 R2 世代)。 新しい OS 上での動作は保証されず、 Microsoft も明確な後継を出していない。
現在のドメイン移行では、次のいずれかを検討することになる。
- サードパーティ製の移行ツール(Quest Migration Manager 等)
- Microsoft Entra ID への移行(ドメイン統合そのものを回避する)
- 新規ドメインを建て、アカウントを再作成して段階的に切り替える
いずれにせよ、ロールバック計画と検証環境という 本ページの指摘は今も有効である。 Active Directory(バックアップ) も併せて準備すること。
- Active Directory(移行)
- Active Directory(計画)
- Active Directory(操作マスタ・FSMO)
- Active Directory(レプリケーション)
- Active Directory(バックアップ)
- SID フィルターの使用 - Microsoft Learn
Tags: 移行, Active Directory
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