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MS_GroupPolicy

nishi_74322014 edited this page Aug 4, 2026 · 1 revision

グループ・ポリシー

概要

  • GPOなどと略記される。
  • Active Directory 環境内でのコンピュータ群やリモートユーザ群の
    集中管理とコンフィギュレーションの機能
  • グループ・ポリシーによってできること。
    • デスクトップ環境の一元管理
    • アプリ配布の効率化(セキュリティパッチ)
    • 一貫したセキュリティ・ポリシー
    • .etc
  • これにより、ウィルス・アタックによる情報漏えいを未然に回避するなどが可能。
  • プロダクトによっては、ローカル・ポリシーもサポートする。

※ 厳密には、GPO(グループ ポリシー オブジェクト)が設定の実体で、
それをサイト/ドメイン/OU にリンクして適用する、という二段構えになっている。

作成

グループ・ポリシー定義

適用

リンクさせてフィルタを設定

運用

グループポリシーのクライアントは「プル型」モデルで運用する。
(90分から120分のランダムな間隔、ただし変更可能)

※ ドメイン コントローラだけは 5 分間隔。
また、ログオン/起動時にも適用される。

GPOの作成

OU階層の設計ガイドライン

管理構造の実現

  • 管理方針、ビジネス構造に合わせる。
  • 組織構造に合わせた階層で設計しない。
    (組織構造はビジネス構造に関係なく頻繁に変わるため)

OU構造の例

  • 第一階層 … 地理的要素
  • 第二階層以下 … ビジネス役割
    • 役割の例
      • ユーザ:管理職、一般職、技術職、ITスタッフ .etc
      • コンピュータ:ファイル、プリントサーバ、Webサーバ、Exchangeサーバ、デスクトップ、ノート
      • ドメイン・コントローラ:Domain Controllers OU の子

GPOを適用するOU階層の例

役割

  • 一般PC、ユーザ
  • キオスク用PC、ユーザ
  • 特定アプリケーション用PC、ユーザ
  • 複数ユーザ共有用PC、ユーザ
  • モバイル用PC、ユーザ

Common Scenarios

├[Computers]
│├[Highly Managed]
││├[AppStation]
││├[Kiosk]
││├[Multi-User]
││└[TaskStation]
│└[Lightly Managed]
│ └[Mobile]
│
└[Users]
 ├[Highly Managed]
 │├[AppStation]
 │├[Kiosk]
 │├[Multi-User]
 │└[TaskStation]
 └[Lightly Managed]
  └[Mobile]

グループ・ポリシー定義方法

  • GPOを作成する。
    グループポリシー管理コンソール(GPMC)
  • GPOを編集する。
    グループポリシー・オブジェクトエディタ(GPEdit)

GPOの適用

GPOは、ドメイン、サイト、OUにリンクさせて使用する。

GPOの適用先

ディレクトリなので…。

  • ノード
    • サイト
    • ドメイン
    • OU
  • リーフ・ノード
    • コンピュータの構成(コンピュータに適用)
    • ユーザの構成(ユーザに適用)

適用ルール

適用順

ローカル → サイト → ドメイン → OU の順に適用
(ただし、パスワード・ポリシーはドメイン・レベルで設定)

移行メモ: 原文は「サイト → ドメイン → OU」だったが、 適用順の起点はローカル グループ ポリシー(LSDOU の L)。 頭文字をとって LSDOU と呼ばれる。

なお「パスワード・ポリシーはドメイン・レベル」は原文どおり正しいが、 Windows Server 2008 以降は PSO(きめ細かなパスワード ポリシー) により ユーザ/グループ単位で別のパスワード ポリシーを適用できる。

優先順

後勝ち方式。

  • 競合する場合は、後から適用される設定が優先される(上書き)。
  • 強制を設定していると、上書きされなくなるように制御可能。

※ 「強制(Enforced)」を設定したリンクは後勝ちの例外となり、
下位でも上書きされない。逆に「継承のブロック」で上位の継承を止められるが、
「強制」はブロックも貫通する。

ディレクトリのノードの作成

  • サイト、ドメイン
    • Active Directory ユーザーとコンピューター(DSA)
  • OU
    • Active Directory ユーザーとコンピューター(DSA)
    • グループポリシー管理コンソール(GPMC)

移行メモ: サイトの作成に使うのは「Active Directory ユーザーとコンピューター」ではなく 「Active Directory サイトとサービス」(dssite.msc)。 ドメインの作成は昇格(dcpromo / Install-ADDSDomain)で行う。 原文の記述はいずれも OU の作成手順に引きずられたものと解される。

対象が含まれるか確認する

「Active Directory ユーザーとコンピューター」を使用して確認する。

  • サイト、ドメイン … サイトや、ドメイン全体のコンピュータ、ユーザに適用される。
  • OU … OUに含まれるコンピュータ、ユーザに適用される。

ディレクトリのノードにGPOをリンク

GPOをリンクする(グループポリシー管理コンソール(GPMC))。

リンク

GPOをOUにD&Dすればイイ。

セキュリティ・フィルタ

セキュリティ・フィルタ設定を行う。

  • アカウントを追加
    • コンピューターなら Domain Computers を追加
    • ユーザなら Authenticated Users を追加
  • 権限を追加する。
    • 読み取り 許可
    • グループポリシーの適用 許可

補足: MS16-072(2016年6月)以降、 ユーザ ポリシーの読み取りもコンピュータのコンテキストで行われるようになった。 このため、セキュリティ フィルタから Authenticated Users を外して 特定ユーザ グループだけにした GPO は適用されなくなる。 少なくとも Authenticated Users または Domain Computers に 「読み取り」だけは残す必要がある。

GPOの設定を反映して確認

プル

クライアントからプルする。

gpupdate /force

確認

  • サーバーの設定値を確認する。
    グループポリシー管理コンソール(GPMC)を使用する。
  • クライアント毎の適用結果を確認する。
gpresult /v                    ユーザのGPO
gpresult /v /scope computer    コンピュータのGPO
gpresult /h report.html        HTML レポートを出力(Vista 以降)

管理テンプレート

ソフトウェア毎

管理テンプレートはアプリケーション・ベンダーからも提供されており、
「テンプレートファイル」(拡張子 .admx ファイルとその関連ファイル / フォルダ群)を
DCの「PolicyDefinitions」フォルダに配置することで、GPOの設定項目を拡張できる。

補足(最新化): Internet Explorer 11 デスクトップ アプリは 2022年に提供終了し、 Microsoft Edge の IE モードに置き換えられている(Edge 用の ADMX を使う)。

管理

管理テンプレートの管理

※ セントラル ストア(\\<domain>\SYSVOL\<domain>\Policies\PolicyDefinitions)に
ADMX を置くと、管理端末ごとにコピーする必要がなくなる。

参考

参考

関連

応用

補足(最新化): クラウド管理端末では、GPO ではなく Microsoft Intune の構成プロファイル / 設定カタログ(ADMX 取り込み)で 同等の設定を配布するのが標準になりつつある。


Tags: セキュリティ, Active Directory

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