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対象読者:管理者(環境を用意し、翻訳者へ配る人) 目的:インストール後の実行先・AIプロバイダの設定 → 接続テスト → 動作確認 → 翻訳者への配布までを、順番どおりに済ませる。
翻訳者が日々の作業をする手順は 操作マニュアル、各設定の意味は 上級設定リファレンス、設定が決まらない/直したいときは チューニング&トラブルシュート を参照。
アプリのインストール自体は Getting Started を済ませてある前提です。本ページは「管理者が環境を確定し、翻訳者へ配るまで」を扱います。
Step 1 実行先を決める(このPC / リモート)
Step 2 AIプロバイダとAPIキーを入れる
Step 3 接続テスト(実行先に届くか)
Step 4 AI Gateway 接続チェック(Chat / Embedding / Vision が使えるか)
Step 5 短い動画で1本だけ通して動作確認
Step 6 共有用JSONを書き出して翻訳者へ配布
設定はすべて 設定タブ(歯車) で行います。接続設定が「接続設定」セクション、モデルや品質は「上級者向け設定」セクションです。
設定タブ →「接続設定」→ 実行先。書きおこし(WhisperX)とパイプラインをどこで動かすかを選びます。
| 実行先 | 何が必要か | 補足 |
|---|---|---|
| このPC(ローカル) | このPCで WhisperX を動かす準備 | ローカル実行に必要なサービスはアプリが自動起動します。GPUでのローカル書きおこしは ローカルWhisperXセットアップ |
| リモート(Managed Service) | 構築済みバックエンドの Service URL と Service Auth Token | サーバー構築は AWS バックエンド設定マニュアル |
リモートを選んだときだけ、Service URL / Service Auth Token の入力欄が出ます。
設定タブ →「接続設定」→ 接続先AIプロバイダ。翻訳・補正・短縮・分割などのLLM処理すべてに使われます。
| プロバイダ | 入れるもの | 備考 |
|---|---|---|
| OpenAI | APIキー(sk-...) |
|
| Gemini | APIキー(AIza...) |
|
| OpenAI互換 | APIキー(任意)+ Base URL | LM Studio / Ollama / Azure OpenAI / Groq 等。Base URL は接続設定(OpenAI互換選択時に表示。LM Studio / Ollama のショートカットあり) |
APIキー・トークンはこのPCに保存され、共有用JSONには含まれません(Step 6)。各自が入力します。
OpenAI互換の Base URL の目安:
- LM Studio:
http://127.0.0.1:1234/v1 - Ollama:
http://127.0.0.1:11434/v1 - いずれも
/v1まで含めます。
「接続設定」の 接続テスト ボタンを押します。これは 実行先(Step 1)への疎通を確認します。
- ローカル実行:アプリ内サービスが応答するか
- リモート実行:Service URL / Auth Token で到達できるか
失敗する場合は、URL・トークン(リモート)、またはローカルサービスの起動状態を確認してください。直らないときは 接続・実行のトラブル へ。
「接続設定」の AI Gateway 接続チェック ボタンを押します。これは AIプロバイダの各能力を実際に叩いて、パイプラインが使えるかを個別に確認します。失敗した項目には「確認する設定」の案内が画面に表示されます。
| 確認項目 | 何を見るか | 主に使う工程 |
|---|---|---|
| Connection(/models) | サーバーに届き、モデル一覧を返すか | 接続の土台 |
| Chat Text | テキスト生成(翻訳・補正・短縮など)が通るか | パイプラインの中心 |
| Embeddings | 意味の近さチェック用のベクトル化が通るか | セマンティックチェック(任意機能) |
| Chat Vision | 画像入力が通るか | PDF辞書のVision抽出(任意機能) |
EmbeddingsやVisionは、その機能を使わないなら通らなくても字幕生成自体は動きます。各項目が失敗したときの対処は AI Gateway 接続チェックが一部失敗する を参照。
重要(ローカルLLM):接続チェックが通っても、本番プロンプトは長いため context length 不足で失敗することがあります。LM Studio / Ollama 側でモデルの context length を十分(推奨32k〜)に設定してください。→ Getting Started §3
設定が通っているかは、数分程度の短い動画で1本だけ字幕生成を実行して確かめます。長い動画は処理に時間がかかるので、まずは短いもので「最後まで通るか」を見るのが目的です。
- 左パネルで短い動画を読み込む
- 「字幕生成」タブ → 字幕生成を実行
- 進捗が最後まで進み、字幕編集タブにブロックが並べばOK
ここで出来上がりの品質(細切れ・CPS・要確認の多さなど)が気になったら、長い動画を本格的に処理する前に チューニング&トラブルシュート で調整します。
設定タブ →「上級者向け設定 > 設定の共有」→ 共有用JSONを出力。整備したプロンプト・モデル・閾値・プロファイルを1ファイルにまとめ、翻訳者へ配ります。
- 含まれない:APIキー・Service Auth Token・HuggingFace Token・ワークログ保管場所(各自入力)。
- OpenAI互換 Base URL は、出力時に含めるか選べます。
- 翻訳者側は接続設定の「共有設定の読み込み」で一括適用 → 自分のAPIキーだけ入力(Getting Started §3-a)。
配布前に Step 5 の動作確認を済ませておくこと。JSON・プロンプトの書式を直接編集する場合は 設定ファイルリファレンス。
- 設定の意味(項目辞書) → 上級設定リファレンス
- 品質・コスト・接続の調整と対処 → チューニング&トラブルシュート
- ローカルGPUで書きおこし → ローカルWhisperXセットアップ
- リモート(AWS)構築 → AWS バックエンド設定マニュアル