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MS_ICMP

nishi_74322014 edited this page Aug 3, 2026 · 1 revision

ICMP

概要

  • TCP/IPが動作するために必要な補助的な役割を果たし、
  • TCP/IPネットワークが円滑に稼働するためには欠かせない重要なプロトコルである。

詳細

ICMPメッセージの一覧

IPルーティングを調査するために使用するICMPメッセージの一覧は次のとおりである。

タイプ 機能 調査 制御 エラー
1 エコー応答(echo reply)
2 エコー要求(echo request)
3 タイムスタンプ要求(timestamp request)
4 タイムスタンプ応答(timestamp reply)
5 情報要求(information request)
6 情報応答(information reply)
7 アドレス マスク要求(address mask request)
8 アドレス マスク応答(address mask reply)
9 送信元抑制(source quench)
10 経路変更要求(redirect)
11 あて先不達(destination unreachable)
12 時間超過(time exceeded)
13 パラメータ異常(parameter problem)

移行メモ(正誤): 上表の左端は ICMP のタイプ番号ではなく通し番号。 実際の ICMP タイプ番号は、エコー応答 = 0、エコー要求 = 8、 あて先不達 = 3、送信元抑制 = 4、経路変更要求 = 5、時間超過 = 11、 パラメータ異常 = 12、タイムスタンプ要求 = 13 / 応答 = 14、 情報要求 = 15 / 応答 = 16、アドレス マスク要求 = 17 / 応答 = 18。 混同を避けるため、この列は通し番号として読むこと。

  • ただし、すべてのノードが、すべての種類のICMPメッセージをサポートしているわけではなく、
    非ルータのノードでは、限定的ないくつかのICMPメッセージしかサポートされていない。
  • また、ICMPメッセージから、ある程度はルーティングに関する障害原因を把握できるが、実際は物理的に問題を調査すべきである。
  • 例えば、以下のように、それぞれの機器を実際に調査しなければ推測の域を出ない。
    • NICの障害なのか、ルータの障害なのか?
    • ネットワークのルーティングが双方向で設定されていないのか?

代表的なICMPメッセージの説明

エコー要求・応答(調査)

エコーは、データ パケットを2つのTCP/IPノード間で送受信するメッセージで、
ノードの動作状態を調査するためには欠かせない機能である。

  • エコー要求
    • エコー要求が相手のノードに届くと、そのデータがそのままエコー応答として元のノードへと送り返される。
  • エコー応答
    • エコー応答にはアプリケーションは介在せず、TCP/IPのプロトコル スタックにより処理される。
    • TCP/IPをサポートしているノードは必ずこのエコー応答の機能を実装する。

タイムスタンプ要求・応答(調査)

タイムスタンプ要求・タイムスタンプ応答は、レスポンスタイムの計測に用いられる。

経路変更要求(制御)

  • 現在のルーティングではムダにパケットを中継するなど、
    IPパケットの送信先が適切でないことがルータ上で判断された場合、
    当該するルータは正しいルータにIPフォワードすると共に送信元に経路変更要求メッセージを返す。
  • 送信元は、この経路変更要求メッセージからルーティング テーブルを変更する。
  • これにより、以降無駄なトラフィックが抑えられる。
  • 参考

あて先不達(エラー)

  • 何らかの理由で、あて先となるサービスへパケットを送ることができない場合に
    ルーティングの途中のルータや、ターゲット ホストから送信元に対して返信されるメッセージ。
  • メッセージには、エラーの要因を表す数値がセットされるため、エラーの要因を把握できる。

時間超過(エラー)

  • ルーティングの途中で時間(回数)が超過してしまった場合に、IPパケットの送信元に対して返信されるメッセージである。
  • このメッセージが生成される要因は2つある。
    • 要因1
      ルータにフォワードされるうちに、IPヘッダ中のTTL が0になってしまった場合。
      TTLはパケットの有効期間を表す値で、ルータなどを1回経由されるたびに値が1減少する。
    • 要因2
      ルーティングの途中でIPパケットのフラグメンテーションが行われた場合、
      IPパケット全体を再構成するために、すべてのフラグメントがそろうまで
      一定時間待つ必要があるが、この待機がタイムアウトした場合。

用例

※ ICMPv6(IPv6 用)は、上記に加えて 近隣探索(NDP)ルータ広告(RA) といった IPv4 では ARP / DHCP が担っていた 役割も持つため、IPv6 環境で ICMP をまとめて遮断すると通信できなくなる。


Tags: IT国際標準, インフラストラクチャ, 通信技術

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