Skip to content
nishi_74322014 edited this page Aug 4, 2026 · 1 revision

PMI(権限管理基盤)

概要

  • PMI : Privilege Management Infrastructure(権限管理基盤)

  • PKI(公開鍵暗号基盤) に対する、属性証明書 (AC) による属性認証の仕組み。

  • PKI と分離された経緯は、PKI と比べ PMI の方が、
    更新と失効の頻度が高くなると予測されるタメ。

  • 様々な電子商取引、電子申請においては、
    存在認証のみでは不十分で、属性認証が重要になる。

補足: 「存在認証」「属性認証」を言い換えると次のとおり。

問い 対応する仕組み
存在認証(認証 あなたは誰か PKI、公開鍵証明書
属性認証(認可 あなたは何ができるか PMI、属性証明書

この区分は クレームベース認証 における 「認証」と「クレーム(属性)」の関係と同じ構図であり、 現代では SAML のアサーションや OpenID Connect の ID トークン/アクセス トークンが同じ役割を果たしている。

詳細

権限管理基盤 (PMI)

ユーザの権限を制御するためのインフラ。

  • 個人の属性を属性証明書 (AC) として定義し、
  • 属性認証の仕組みを構築する。

属性認証機関 (AA)

  • PKI で言う認証局(CA)のようなもの。
  • 属性証明書 (AC) の発行を行う。

証明書

公開鍵証明書

cer, cet など。

属性証明書 (AC)

  • 属性認証機関 (AA) が発行
  • 証明書に添付する主体者の属性を指定

補足: 属性証明書は X.509 の一部として RFC 5755 で定義されている。 公開鍵証明書と異なり、公開鍵を含まない。 「誰の」属性かは、公開鍵証明書の発行者名+シリアル番号への参照 (Holder フィールド)で示す。

公開鍵証明書と属性証明書の関係

たとえ 内容
公開鍵証明書 パスポートのようなもの 固定的な属性は、こちらにも入る
属性証明書 (AC) パスポートに添付する査証(ビザ) のようなもの 変化しやすい権限・資格を表す

補足: この比喩は本質を突いている。 パスポート(身元)は長期間有効だが、 ビザ(滞在資格)は短期で失効し、発行主体も別である。 権限を公開鍵証明書に埋め込むと、 権限が変わるたびに証明書を再発行することになるため、 分離されている。

属性証明書失効リスト(ACRL)

証明書失効リスト (CRL) の 属性認証機関 (AA) 版。

現在の位置付け

補足: PMI/属性証明書は、 仕様としては存在するが広くは普及しなかった。 理由は PKI と同様の運用コストに加え、 Web の世界では

  • SAML のアサーション
  • OpenID Connect の ID トークン、OAuth のアクセス トークン
  • Azure の RBAC

といった、より軽量な「属性・権限を伝える仕組み」が 先に普及したためである。

概念としての「認証と認可を分離し、 権限は短命な証明で伝える」という設計思想は、 現在の クレームベース認証 に受け継がれている。

参考


Tags: セキュリティ, 暗号化, 証明書

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

Clone this wiki locally