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MS_WindowsLineageAndVersions
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TOP > インフラストラクチャ > Windows
- Windows OSの設計思想
- Windows OSの基礎的トピック
- Windows OSの機能と役割
- Windowsの系統とバージョン
- 組み込み系のWindows
移行メモ: 本ページは 2021〜2022年時点の記述。 Windows 11 / Windows Server 2022 以降の情報は末尾の 補足(最新化) を参照のこと。
もともと Client OS だったWindows
Windows NTで、Server OS も提供された。
IBM PCのためにIntelの16ビットプロセッサ8088用に作成された。
- 8086のセグメント構造を実にうまく利用したOS
- デバイスドライバをOSから分離
- FDを対象としたファイルシステムFATのサポート
- ネットワーク
- NetBIOS
- TCP/IP
- MS-DOSとセットになったIBM PCは、PC市場を大きく拡大
- DOS系
- Windows 1.0 - Windows 3.1
- MS-DOSにGUI環境を追加するアドオン
- 9x系
MS-DOSとWindows 3.1を融合し、
拡張・発展させたWindows 95を基本構造としたOS群
- OS/2から手を引き開発を開始した独自OS
- 設計の要素の多くは
- DECの開発者の影響があり、
- VMSの要素が反映されている。
1985リリース
- DOS系
- MS-DOSにGUI環境を追加するアドオン
- ノンプリエンプティブ・マルチタスク
- 当初はあまり評判が良くなかった。
1987リリース
- DOS系
- サポートの追加
- 80286のみに対応
- EMSメモリに対応
- Windows/386でi386搭載
- ウィンドウのオーバーラップ(重ね表示)に対応
- 当時
- あくまでWindowsはMS-DOSからOS/2への橋渡しであると説明した。
- Excel 2.0がInfoworld誌で10点中9.4点を獲得するなど非常に好評を得た。
1990リリース
- DOS系
- サポートの追加
- GUIの大幅な改良
- マルチタスク化
- プログラムマネージャー、ファイルマネージャーの導入
- Windows for WorkgroupsではLAN Managerでネットワーク機能を付加
- Intel 80286や80386プロセッサのメモリ管理機能を有効活用する技術的な改善
- 3つの動作モード
- リアルモード:8086互換モード。
- スタンダードモード:80286互換の仮想記憶を使うモード。
- エンハンスドモード:i386の機能を使うモード。
- Windows 3.xが受け入れられた主な理由
- 従来のMS-DOS資産がそのまま利用できた
- 不完全ながらもマルチタスクと仮想記憶が利用できた
- メモリ不足に悩まされながらもネットワークが利用できた
- CD-ROMとマルチメディアが利用できた
- 結果
- 北米を中心に急速に普及。
- 1年経たずして100万本の出荷を記録。
1994リリース
- NT系
- OS/2から手を引き開発を開始した独自OS
- DECから引き抜いたデビッド・カトラーが開発リーダー
- Windows 3.x - 98 の間にリリースされた。
- 業務用であり、Server Editionもリリースされている。
- Windows NT 3.1
- ネットワーク機能
- 標準プロトコルはIPX/SPX(LAN Manager)、また、NetBEUI や TCP/IP をサポート。
- NTドメインのクライアントとサーバの実装
- 業務用=クライアントなのかサーバなのかはっきりしない、中途半端な製品。
- 登場に合わせてWindows発展の礎となった支援プログラムを開始した。
- 商業的には成功したと言えないが、その後の発展の基盤を提供した。
- ネットワーク機能
- Windows NT 3.5
- クライアントとサーバが明確に分離
- プログラムのチューニングによる性能向上
- ネットワーク機能強化
- TCP/IPの高速化と利便性の向上
- NetWareサポート
- Windows NT 4.0
- Windows 95ライクなGUIの採用
- クライアントと同じ操作体系のサーバOSが、実用的なリソースで動作するようになる。
- 多くのエディションが登場
- Enterprise Edition
- Terminal Server
- Embedded
1995リリース
- 9x系
- 特徴
- MS-DOSとWindows 3.1を融合し、拡張・発展
- マルチメディア系の機能や使いやすさを重視
- i386の機能をフル活用した完全な32ビットOS
- ただし、16ビットコードの後方互換性を維持
- サポートの追加
- GUI改善
- NW機能充実
- Win32 API
- プリエンプティブ・マルチタスク
- インターネットが一般に広まりはじめた時期に、
業務用だけでなく、一般家庭にも急速な普及を
見せた画期的なOS(私も買いました)。
1998リリース
- 9x系
- OEMでのみ提供されたWindows 95 OSR2の後継
- マイナーチェンジで安定していた。
- 新規性は少なかったが、商業的には成功した。
- Windows 98 SE(マイナーチェンジ)
- Internet Explorer 5.0を搭載
- DVD-ROMのサポート
- USB 1.1対応やIEEE 1394の強化
2000リリース
- 9x系:Windows 9x系の最後
- Windows NT系列に移行するためのツナギとして発売
- 多機能性が求められた結果、不安定であったと言われている。
1999-2000リリース
※ 2000と言う名称だが、
- RTMリリースは1999年、
- 一般リリースは2000年
- NT系:NT系Client OSの後継
- 電源管理とPnPでクライアントOSとして支持集める。
- OSから詳細な電源管理ができるようになった。
- プラグアンドプレイを安定した形で実現。
- Active Directoryのクライアントとサーバの実装
- この頃から、PCサーバで基幹系が動くようになってきた。
2001
- NT系:XPからクライアントもNT系に一本化。
- Windows XPのビジュアル スタイル(Luna)
- SP
- SP1、2002年9月19日に公開
- SP2、2004年9月2日に公開
- SP3、2008年5月6日公開
- 販売初速は 98 未満だったが、後継が不調のため Server OS の 2003 含め長寿だったOSで、
延長サポート終了時は、移行支援や注意喚起などのニュースが連日リリースされた。
2006
- NT系
- セキュリティの強化
- UAC
- Session0分離
- Windowsファイアウォール標準装備
- BitLockerドライブ暗号化
- Windows XPのLunaを置き換えるWindows Aero
- セキュリティ強化も、重く遅いという印象で商業的には振るわず。
- 一方で、Windows Vistaと同じカーネルを使った Server OS の 2008 は非常に評判が良い。
2009
- NT系
- Windows Vistaのマイナーチェンジ版
- しかし、コチラは、XP同様に好調となった。
(四半期中に6000万本以上販売しWindows史上最速の売上を記録)。 - 後継が不調のため Server OS の 2008R2 含め長寿だったOSで、XP同様、
延長サポート終了時は、移行支援や注意喚起などのニュースが連日リリースされた。
2012
- NT系
- Android、iOS対抗で大コケした印象のあるOS
- タイル表示が不評
デスクトップなのにスタート画面が全画面でタイル表示される。 - Windows VistaのWindows Aeroは、
- Aero Glassが廃止
- Windows Aeroそのものは仕様が大きく変更され継承。
- WinRT / Modern UIなどが騒がれたが、今は ≒ 無かった事になっている。(Windows Phone:
MS_WindowsPhone.md)
- タイル表示が不評
- 一方で、同じカーネルを使った Server OS の 2012 は評判が良い。
- なお、8.1というバージョンもあるが、コレは、SP1扱い。
2015
- NT系
- コンセプト (WaaS)
Windows as a Service (WaaS)という新コンセプトを導入 - また、
- Windows上でLinuxを動作させることに注力したOSでもある。
- 世間一般では(?)「音声アシスタント(Cortana)を実装したOS」と認識されている模様。
- 参考:
- バージョン情報
- Windows 10 IoT(
MS_Windows10IoT.md)
2021年後半予定
- NT系
- Windows 10と同様に無償でのアップグレードが可能となる予定
- 「Microsoft StoreによるWin32、UWP、PWA、およびAndroidアプリの統合」を、
Windows 10 から継続しているWSL2等の技術を使用して実現するものと思われる(WSLg:MS_WSLg.md)。 - NTバージョンは11.0ではなく10.1と予想されている
(≒ Server OS のサービス チャネルに変更なし?)。 - 余談だが、IE 11は実装されなくなる(EdgeのIEモードは利用可能)(IEバージョンアップ情報:
MS_IEUpgradeInfo.md)。 - 参考
Windows NT の Server OS
- 1993 NT3.1
- 1994 NT3.5
- 1995 NT3.51
- 1996 NT4.0
Windows 2000 の Server OS
- 2000 NT5.0
- 2001 NT 5.1
- Windows Advanced Server
- Windows Datacenter Server
Windows XP の Server OS
- Windows Server 2003
- 2003 NT 5.2
- VSSプロバイダのサポート
- Windows Server 2003中間モード
- Feature Pack
- Active Directory Application Mode
- Windows Server Update Services(WSUS)
- Windows Rights Managementサービス
- Windows SharePoint Services
- グループポリシー管理コンソール
- , etc.
- Windows Server 2003 R2:2005 NT 5.2
Windows Vista、Windows 7 の Server OS
- Windows Server 2008:2008 NT 6.0
- Windows Server 2008 R2:2009 NT 6.1
移行メモ(正誤): 原文は Windows Server 2008 R2 を「NT 6.0」としていたが、 正しくは NT 6.1(Windows 7 と同じカーネル)。本ページ後半の Wikipedia 参照節でも Windows 7 / Server 2008 R2 は NT 6.1 に分類されており、そちらと整合させた。
Windows 8 の Server OS
- Windows Server 2012:2012 NT 6.2
- Windows Server 2012 R2:2013 NT 6.3
Windows 10 の Server OS
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長期サービスチャネル
- Windows Server 2016:2016 NT 10.0.14393
- Windows Server 2019:2018 NT 10.0.17763
- Windows Server 2022:2021 NT 10.0.20348
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半期チャネル
- Windows Server, version 1709:2017 NT 10.0.16299
- Windows Server, version 1803:2018 NT 10.0.17134
- Windows Server, version 1809:2018 NT 10.0.17763
- Windows Server, version 1903:2019 NT 10.0.18362
- Windows Server, version 1909:2019 NT 10.0.18363
- Windows Server, version 2004:2020 NT 10.0.19041
- Windows Server, version 20H2:2020 NT 10.0.19042
半期チャネル (SAC : Semi-Annual Channel) では
- 年に2回(3 / 9 月を目途に)、機能更新プログラムがリリースされ、
- リリース日から 18ヶ月間、品質更新プログラムが毎月提供される。
- 従来のライフサイクルと同じ10年間のサポート
- メインストリームサポート=5年
- 延長サポート=5年
- 以下のように呼ばれるが、
- 長期サービス チャネル(LTSC : Long-Term Servicing Channel)
- 長期サービス ブランチ(LTSB : Long-Term Servicing Branch)
移行メモ(正誤): 原文は「LTSCが旧名称で、現在は、LTSBに統一されている。」と していたが、逆。LTSB が旧名称で、Windows 10 version 1809 / Windows Server 2019 の頃に LTSC へ改称されている(現行の呼称は LTSC)。
本ページ執筆後の主な動き。
- 2021年10月5日に正式リリース(原文の「2021年後半予定」は実現した)。
- NT バージョンは 10.0(ビルド 22000 以降)。原文の「10.1と予想」は外れ、 内部バージョンは Windows 10 から据え置きのまま製品名だけが 11 になった。
- TPM 2.0 / セキュア ブート / 対応 CPU といったハードウェア要件が課され、 Windows 10 からの無償アップグレード対象が限定された。
- Android アプリのサポート(WSA : Windows Subsystem for Android)は搭載されたが、 2025年3月に提供終了している。
- 2025年10月14日にサポート終了(ESU で延命可)。
- Windows Server 2022(2021年8月、NT 10.0.20348)
- Windows Server 2025(2024年11月、NT 10.0.26100)
- 半期チャネル(SAC)は version 20H2 を最後に終了(2021年8月)。 現在の Windows Server は LTSC のみ。 コンテナ向けの短サイクル提供は Azure Stack HCI / Azure Edition が担う。
- 【レビュー】世界のOSたち - GUIの世界へ移行した「Windows 1.0」
- OS管理:Windowsの歴史(MS-DOS編 〜 Windows Server 2008 R2編、全24回)
- DOS系:Windows 1.0 / Windows 2.x / Windows 3.x
- 9x系:Windows 9x系 / Windows 95 / Windows 98 / Windows Me
| NTバージョン | Client OS | Server OS |
|---|---|---|
| 3.1 - 4.0 | Windows NT | Windows NT Server |
| 5.0 | Windows 2000 | Windows 2000 Server |
| 5.1 - 5.2 | Windows XP | Windows Server 2003 |
| 6.0 | Windows Vista | Windows Server 2008 |
| 6.1 | Windows 7 | Windows Server 2008 R2 |
| 6.2 | Windows 8 | Windows Server 2012 |
| 6.3 | Windows 8.1 | Windows Server 2012 R2 |
| 10.0 | Windows 10 / Windows 11 | Windows Server 2016 / 2019 / 2022 / 2025 |
移行メモ: 原文の一覧では Windows 11 を「NT 11.0?」としていたが、 実際は NT 10.0 のため上表では 10.0 の行に含めた。
Tags: インフラストラクチャ, Windows, IoT
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