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MS_Delegation

nishi_74322014 edited this page Aug 4, 2026 · 1 revision

委任

概要

「偽装」(サービス・タスク系のアカウント問題: MS_ServiceAndTaskAccountIssues.md)を
さらに強力にしたものが「委任」で、「委任」を許可することにより、
「ベース クライアント」の権限でリモート リソースにアクセスできる(サーバからのリモート アクセス)。

詳細

「委任」と「制約付き委任」

前提

「委任」を使用する場合、Active Directoryドメイン環境と
ケルベロス認証が必須である。

  • Windows 2000 Serverに於ける「委任」については、制限が無かったが、
  • 潜在的なセキュリティ脅威を含んでいたため、
    Windows Server 2003 に於ける「委任」は、「制約付き委任」と区別される。
  • 参考
    • Windows Server 2003 の制約付き委任 (IIS 6.0)

      Windows 2000 では委任がサポートされていますが、システム上の特定のサービスに
      委任を制約することはできないため、この機能を安全に実装することは困難です。
      Windows Server 2003 ネイティブ ドメインでは、制約付き委任
      ("Service4User2Proxy" と呼ばれることもあります)が使用されます。

「委任」

  • 概要
    • 「委任」によりアクセスできるサービスのリストは、
      A2D2(msDS-AllowedToDelegateTo)という属性で Active Directory に保持されている。
    • 「委任」を許可していない場合、このリモート アクセスには、
      「ベース クライアント」の権限が与えられず、
      通常、「サーバからのリモート アクセス」は拒否される
      (これを、一般的にはダブルホップ問題と呼ぶ)。

移行メモ(正誤): msDS-AllowedToDelegate は正しくは msDS-AllowedToDelegateTo。 またこの属性は「制約付き委任」の許可先リストであり、 無制約委任(Trust this computer for delegation to any service)では使われない。 原文は「委任」の節に置いていたが、正確には制約付き委任側の説明。

「制約付き委任」

  • 概要
    管理者はアカウントの委任先となることができるサービス プリンシパル名(SPN)を指定できる。
    この委任は、ドメイン管理者によって明示的に指定された特定のサービス グループに限定される。
  • 設定(制限された委任の構成)
    • コンピュータに特定のサービスに対する委任時の信頼を付与する
    • ユーザーに特定のサービスに対する委任時の信頼を付与する

補足(最新化): Windows Server 2012 以降、 リソースベースの制約付き委任(RBCD) が追加された。 従来(KCD)は「委任する側」のオブジェクトに許可先を書いたが、 RBCD では「委任される側(リソース側)」の msDS-AllowedToActOnBehalfOfOtherIdentity に許可元を書く。 ドメインをまたぐ委任が可能になり、リソース側の管理者だけで設定できる。

なお 無制約委任は現在では強く非推奨。 委任先サーバが侵害されると、そこへアクセスした全ユーザの TGT が窃取される。 特権アカウントには「アカウントは重要なので委任できない」フラグ、 または Protected Users グループを使う。

プロトコル トランジションと制約付き委任

「プロトコル トランジションと制約付き委任」を構成することで、

  • 種々のCookie認証チケット
  • SAMLセキュリティートークン
  • 証明書認証

ケルベロス認証に切り替えることができる。

※ プロトコル トランジション(S4U2Self)は、Kerberos 以外で認証したユーザに
成り代わってサービス チケットを取得する仕組み。強力なので付与先は最小限にする。

参考

ベース クライアント セキュリティ モデル

ベース クライアント セキュリティ モデル


Tags: セキュリティ, 認証基盤, アカウント, Windows, Active Directory

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

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