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ja Built in ONNX Filters

animeojisan edited this page Sep 4, 2026 · 8 revisions

内蔵ONNXフィルター

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このページは標準同梱されているONNXモデルを用途別にまとめたものです。

ONNXは主にAIアップスケーリング、映像復元、時間軸安定化、フレーム補間に使用します。GLSLより高負荷になりやすく、処理速度は入力解像度、GPU、DirectML / TensorRT、モデル構造によって大きく変わります。


AIアップスケーリング・映像復元

モデル 倍率 向いている素材 / 特徴
AnimeJaNai HD V3.1 Performance x2 HDアニメ向け。AnimeJaNai V3系列は、HDアニメの拡大時に発生しているスケーリング由来のぼけや劣化を補正しながら2倍化することを目的としています。V3は旧世代より、過剰シャープ、リンギング、エイリアシング、線色・線幅、意図的な被写界深度ぼけの保持が改善されています。Neo搭載のPerformance版はV3.1の高速モデルです。
AnimeJaNai HD V3.1 Sharp1 Performance x2 上記V3.1 PerformanceのSharp系。標準版より輪郭・線を強めに出したい場合向け。素材によっては強く見えるため標準版と比較して選んでください。
AnimeJaNai SD V1 beta34 Compact x2 SDアニメ向け。AnimeJaNai公式では、SDモデルはSD映像を「HDで制作されたように見せる」ことを目標にした系列と説明されています。十分な性能があれば、その後にHDモデルを重ねる使い方も想定されています。
AnimeJaNai V2L1 x2 x2 AnimeJaNaiの旧V2系軽量モデル。V2系列はV1より元絵への忠実度を重視し、過剰シャープや線の黒化、ディテール消失を抑える方向で開発されました。Neoでは一部のSDアニメ向けチェーンに使用しています。
cHiDeNoise Compact V1 x1 地上/BSデジタル放送のMPEG2ノイズ除去に特化したモデル。UltraCompactよりノイズ除去・復元力を重視する代わりに負荷が高めです。
cHiDeNoise UltraCompact V1.1 x1 cHiDeNoiseの軽量版。Compactよりリアルタイム性を優先。細かな復元・ノイズ除去精度はCompactより控えめですが、負荷が軽減され扱いやすいモデルです。
ToHeart 35mm Compact V1.1 x2 90年代のフィルム制作アニメを中心に、35mmフィルムらしい情報量を残しながら復元・2倍化する目的のモデル。作者説明では、軽いクロスカラーノイズ、ハロー、リンギング、インターレース解除ミス等への対応を意識し、元情報を極力残す方向で制作されています。ToHeart以外の90年代フィルム制作アニメ、状態の良いDVD等にも向きます。
LosOdy X360 Compact V2 x2 Neoに搭載されているXBOX 360 / PS3世代の720p系素材向け復元・アップスケールモデル。Compact版は品質側のモデルです。
LosOdy X360 UltraCompact V1 x2 LosOdy360の軽量版。720pのX360 / PS3系素材で、Compactより負荷を抑えたい場合向けです。
umzi mahou RTMoSR x2 Neoでは HD Anime 用プリセットに採用している非常に軽量なRTMoSR系2倍モデル。高負荷なCompact系モデルを使わずに軽くHDアニメを補正・拡大したい場合の選択肢です。

AnimeJaNai V3.1 Standard / Sharpについて

まず AnimeJaNai HD V3.1 Performance を基準にし、もう少し強い線・鮮鋭感が欲しい場合に Sharp1 を試すと比較しやすいです。

AnimeJaNai公式ではV3系列について、単純に「シャープにする」のではなく、元の線色・太さ、ソフトな影、意図的なぼけをより忠実に残すことを改善点として挙げています。


時間軸安定化

モデル 倍率 説明
TemporalFix S1 v1.1 1x AIアップスケーリング後などに発生するフレーム間の細かな揺れ・ちらつき・線の“うねり”を抑える時間軸補正モデル。解像度は変えません。
TemporalFix S2 v1 1x 同じTemporalFix系列の別チューニング。Neoの標準プリセットでは ToHeart 35mm + TemporalFix 構成にS2を採用しています。素材によりS1/S2を比較してください。

上流の vs_temporalfix は、AIアップスケール結果を複数フレームにわたって平均・安定化し、fizzle、wiggly lines、deshimmering、temporal denoising と呼ばれる時間方向の不安定さを減らす目的のフィルターです。


フレーム補間

モデル 用途 / 特徴
RIFE v4.22 Lite50 Neo内蔵RIFEの最軽量版。負荷を最優先したい場合向け。字幕・UI・シーンチェンジなどでは通常のRIFE同様に補間破綻が出る場合があります。
RIFE v4.22 Lite75 Lite50と標準Liteの中間。速度を保ちながらLite50より計算量を増やしたバランス型です。
RIFE v4.22 Lite 3種類の中では最も計算量が多い標準Lite。RIFEは2枚のフレーム間に中間画像を生成し、動きを滑らかにする方式です。
distilDRBA v2 Lite アニメ向けフレーム補間。DRBA(Distance Ratio Based Adjuster)は、単純に全区間を均等に滑らかにするのではなく、アニメの動きの距離比を使って中間フレームを調整する方式です。2コマ・3コマ打ちのようなアニメ特有の動きを極端に“ヌルヌル”にしたくない場合に向きます。

RIFEの3段階

Neoでは次の3種類を標準搭載しています。

Lite50 → Lite75 → Lite
軽い                 重い
高速                 高精度寄り

補間倍率をx2→x3→x4→x5と上げるほど、生成するフレーム数も増えるため負荷が高くなります。

RIFEとDRBAの違い

  • RIFE:自然な動画全般で、連続的に滑らかな動きを作りたい場合に向く
  • DRBA:アニメ特有のコマ打ち・止めをある程度残した補間を狙う

「どちらが上位」という関係ではなく、目的が異なる補間方式です。


バックエンドについて

通常版NeoではONNXを DirectML で実行できます。

対応NVIDIA RTX GPUでは、別途TensorRTバックエンドパックを導入することで TensorRT を利用できます。モデルによって速度差は異なります。

詳しくは DirectML と TensorRT を参照してください。


参考・上流プロジェクト

Neo同梱モデルのうち独立した公式解説ページを確認できないものについては、実際のモデル名・Neo標準プリセットでの用途を基準に説明しています。

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