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MS_AzureRedundancy

nishi_74322014 edited this page Sep 1, 2026 · 1 revision

Azureの冗長化

概要

Azure の冗長化

詳細

# 分散レベル ラック分散 DC 分散 地理分散
1 耐障害性 ラック障害 DC レベル障害 自然災害
2 仮想マシン 可用性セット(AS) 可用性ゾーン(AZ) ペアリージョン
3 ストレージ LRS ZRS GRS/RA-GRS
4 SQL DB Standard/GP Premium/GP Geo Replication

補足(この表が Azure の冗長化のすべてを 1 枚で表している): 短い表だが、
「どこまでの障害に耐えたいか」を縦軸に、
「何を守るか」を横軸に
取った、極めて実用的な整理である。
各列が守る範囲を図にすると次のようになる。

【リージョン(例: 東日本)】
  ┌─ 可用性ゾーン 1 ─────┐  ┌─ 可用性ゾーン 2 ─┐  ┌─ AZ 3 ─┐
  │ ラックA   ラックB    │  │  ...            │  │  ...   │
  │  VM1      VM2       │  │                 │  │        │
  └──────────────────┘  └──────────────┘  └───────┘
    ↑ 可用性セット(AS)がカバーする範囲
    ↑─────────── 可用性ゾーン(AZ)がカバーする範囲 ──────────↑

【ペア リージョン(例: 西日本)】  ← 地理分散がカバーする範囲
レベル 何から守るか 何が守れないか
可用性セット(AS) ラックの電源・ネットワーク障害、ホストの計画メンテナンス データセンター全体の障害
可用性ゾーン(AZ) データセンター(建屋)レベルの障害 リージョン全体の障害
ペア リージョン 広域災害

なお、AS と AZ は排他である(両方は指定できない)。
AZ が使えるリージョンでは AZ を選ぶのが現在の推奨であり、
AS は AZ 非対応リージョン向けの選択肢という位置付けになっている。

補足(可用性セットの 2 つのドメイン): 可用性セットは
障害ドメイン更新ドメインという 2 つの概念を持つ。
混同されやすいが、守る対象が異なる。

障害ドメイン(FD) 更新ドメイン(UD)
何を分けるか 電源・ネットワークの系統(≒ ラック) メンテナンスで再起動される順番
守る対象 予期しない障害 計画されたメンテナンス
既定値 2〜3 5(最大 20)

つまり、VM を可用性セットに入れると
「同時に落ちない」ように自動配置される
1 台だけを可用性セットに入れても意味は無い(2 台以上で構成する)。

なお、単一 VM でも Premium SSD 以上を使えば SLA 99.9% が付く。
SLA の観点では次のようになる。

構成 SLA
単一 VM(Premium SSD) 99.9%
可用性セット(2 台以上) 99.95%
可用性ゾーン(2 ゾーン以上) 99.99%

補足(表の 3 行目・4 行目の対応関係): ストレージと SQL DB の欄が
VM の欄と同じ列に並んでいる点が、この表の巧妙なところである。

  • ストレージLRS / ZRS / GRS は、
    それぞれラック分散 / DC 分散 / 地理分散にきれいに対応する
    Azureの評価環境を入手するにも整理あり)。
  • SQL DB の欄は
    サービス レベル(購入モデル)の選択がそのまま冗長性の選択になることを示す。
    Premium / ビジネス クリティカルはゾーン冗長を選べるが、
    Standard / General Purpose では既定でゾーン冗長にならない。

つまり、**「アプリ層だけ AZ 冗長にしてもデータ層が単一 DC」**という
片手落ちが起きやすい。全層を同じ列で揃えることが要点である。

なお、地理分散(ペア リージョン/Geo Replication)は
冗長化であって、バックアップではない
誤削除や論理破壊は全レプリカに伝播するため、
別途Azureの障害復旧が必要になる。

参考

仮想マシンの冗長化

Azureの仮想マシンを参照。

Azure SQL Databaseの冗長化

Azure SQL Databaseを参照。


Tags: 移行, インフラストラクチャ, クラウド, Azure

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

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