Skip to content
nishi_74322014 edited this page Sep 11, 2026 · 3 revisions

RPA (Robotic Process Automation)

概要

  • 2018 年ぐらいからバブルになり、ググると「26 製品比較」などの情報が出てくる。

  • 最近、UIオートメーション に強い MS が
    Power Automate(後述)をリリースしたので、

    • 淘汰がありそう。
    • マッチ(GUI)ポンプ(RPA)とも言われる。

定義

  • 事業プロセス自動化技術の一種

    • ソフトウェアロボット(ボット)
    • または仮想知的労働者

    と呼ばれる概念に基づいている。

  • 究極的には、単なる、UIオートメーション に、
    アプリケーション間データ連携や AI などを
    付加して進化させたモノと言える。

特徴

  • プログラミングなしでボットの作成が可能

  • 既存のシステムに影響を与えない

  • ユーザー部門主導で導入可能

※ とは言われているものの、
 UIオートメーション・ベースなので、
 多分、そんな簡単じゃない。

補足(「そんな簡単じゃない」は的中した): 本ページの留保は、
その後の現場の実感と完全に一致している

【RPA の三大失敗パターン】★
 ① 【野良ロボット】
     → 「ユーザー部門主導」の帰結。
       誰が作ったか分からないボットが社内に散在し、
       作った人の異動・退職で【誰も直せなくなる】
     → 「既存システムに影響を与えない」=
       【IT 部門の管理外に出る】ということでもある ★

 ② 【画面変更で壊れる】
     → UI オートメーション ベースゆえの宿命。
       対象アプリのバージョンアップ、
       Windows Update、解像度・DPI の変更で
       【突然動かなくなる】★
     → 座標指定で組んだボットは特に脆い

 ③ 【自動化して固定化してしまう】
     → 本来やめるべき非効率な業務を
       自動化することで【温存してしまう】
     → 「マッチポンプ」という本ページの揶揄は
       この構図を突いている ★
【定着した使い方】
   ・【API がない / 提供されない】システムとの連携
       レガシー基幹系、外部の Web サービス、
       ベンダーが改修に応じないパッケージ ★
   ・【短期・つなぎ】の自動化
       システム更改までの数年をしのぐ
   ・【定型で件数が多い】単純作業
       ダウンロード → 整形 → アップロード

   → 「API があるなら API を使う」が大原則。
     RPA は【最後の手段】と位置付けるのが健全 ★

詳細

RPAとRDA

RPA

Robotic Process Automation

  • 組織全体の生産性向上を主目的としている。
  • 以下のコンポーネントから構成される。
    • ボットの作成と実行を行うためのデスクトップソフトウェア
    • それらを管理・監視するためのサーバソフトウェア

移行メモ(体裁): 移行元では「以下のコンポーネントから構成される。」の
直後の 2 項目が同じ階層に並んでいたため、
構成要素であることが分かるよう 1 段下げた。

RDA

Robotic Desktop Automation

  • デスクトップ作業のみに絞ったもの。
  • 個人の生産性向上を主目的としている。

補足(RPA / RDA の区別は「管理サーバの有無」): この区別は
実務上、ライセンス体系と統制のしやすさに直結する。

【違いの本質】★
   RDA … 【個人の PC の中で完結】
          → 導入が速い、安い
          → 【野良ロボットの温床】★
   RPA … 【サーバで集中管理】
          → 実行スケジュール、実行履歴、
            バージョン管理、権限管理ができる
          → 監査に耐える ★
          → 高い

【製品での対応】
   ・UiPath      : Studio(作成) / Robot(実行) / 【Orchestrator(管理)】★
   ・Power Automate : Desktop 版(RDA 相当) /
                     クラウドフロー+【マシン グループ】(RPA 相当)
   ・WinActor    : WinActor(作成/実行) / 【WinDirector(管理)】

   → 「まず RDA で試して、
     増えてきたら管理基盤を入れる」
     という導入パスが一般的だが、
     【増えてから統制するのは非常に難しい】★
     → 最初から命名規則・棚卸し台帳だけでも決めておくべき

プロダクト

UiPath

  • XAML で書く WF を流用しているらしい。
  • .NET Framework との親和性が高い。

補足(UiPath と Windows Workflow Foundation): この観察は正確である。

【UiPath の中身】★
   ・ワークフロー定義は【.xaml ファイル】
   ・実体は【Windows Workflow Foundation(WF4)】の
     Activity ツリー
     → UiPath Studio のデザイナは
       WF のデザイナを土台にしている
   ・つまり
     → 【.xaml をテキストとして差分管理できる】★
       (Git で履歴を追える)
     → カスタム アクティビティを
       【C# で自作して組み込める】★

【その後の展開】
   ・UiPath は .NET Framework →
     【.NET(Core 系)へ移行】した
     (Windows Legacy → Windows → Cross-platform)
   ・Microsoft 側の WF は
     .NET Core に移植されなかったが、
     【CoreWF】としてコミュニティが移植している
     → UiPath もこの流れに乗った

   → 「WF は Microsoft では終わったが、
     RPA 製品の中で生き延びた」
     という珍しい経緯をたどった技術である ★

WinActor

NTT グループが開発した国産 RPA ツール

Automation Anywhere

  • 従来の RPA と自然言語処理や非構造化データの
    読み取りなどの認知要素を組み合わせている。

  • SoftBank は Automation Anywhere に 3 億ドル以上を投資した。

補足(Power Automate による「淘汰」はどうなったか): 本ページが
予測した淘汰は、部分的に起きた

【決定打:Windows への同梱】★
   2021年、Microsoft は
   【Power Automate for desktop を
     Windows 10 / 11 ユーザーに無償提供】した
     → 「RDA が OS の標準機能になった」
     → 個人利用・小規模用途の
       有償 RPA 製品の存在意義が大きく削られた ★

   ※ ただし【無人実行(アテンドなし)】や
     【集中管理】には Power Automate Premium 等の
     有償ライセンスが要る
     → ここが各社の主戦場として残った

【市場の現状】
   ・【UiPath】… 依然として最大手。
                 エンタープライズ領域で強い
   ・【Power Automate】… Microsoft 365 / Azure と
                 統合したい組織で急伸 ★
   ・【WinActor】… 国内、特に日本語サポート重視の
                 企業で根強い
   ・Automation Anywhere / Blue Prism … 縮小傾向

【次の波:生成 AI との統合】★
   ・「画面を見て操作する」から
     「【指示を書けばボットができる】」へ
       → Power Automate の Copilot、
         UiPath の Autopilot / Clipboard AI
   ・OCR / 非構造化文書の読み取り精度が
     LLM で劇的に改善した
     → Automation Anywhere が早期に掲げた
       「認知要素」が、ようやく実用水準になった
   ・さらに【Computer Use 型の AI エージェント】が
     RPA の領域に重なりつつある
     → 「決め打ちのボット」から
       「その場で判断するエージェント」へ ★

参考

プロダクト

UiPath

https://www.uipath.com/ja/

WinActor

https://valuepartner.ntt-ba.co.jp/solution/winactor/

Automation Anywhere

https://www.it-ex.com/promo/automationanywhere/

サイト

Publickey

補足(Google Tables はその後終了): 上記で紹介されている
Google Tables(Area 120 発のノーコード ツール)は、
2022 年に AppSheet へ統合されて終了した。
Google のこの領域の現行製品は AppSheet である。


Tags: 移行, ツール類, その他、開発の色々, EUC

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

Clone this wiki locally