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MS_OutlookForDynamicsCRM

nishi_74322014 edited this page Sep 1, 2026 · 1 revision

Outlook用Microsoft Dynamics CRM

概要

Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM で
Web クライアントと同じデータにアクセスできる。

移行メモ(提供終了): この Outlook 用クライアント(アドイン)は
Dynamics 365 では提供終了しており、後継は
Dynamics 365 App for Outlook(Office アドイン形式)である。
後継はブラウザ技術で作られており、
本ページで扱うオフライン機能
(ローカルに SQL Server Express を持つ)は持たない。
本ページは設置型 CRM 2013 / 2015 時代の記録として残す。

互換性

Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM 2011 は、
Dynamics CRM Server 2013 と組み合わせて使用可能。

補足: CRMのアップグレード(2011→2013)
「段階的なロールアウト」の根拠になっている互換性である。
サーバを先、クライアントを後という順序が守られる限りにおいて成立する。

オフライン機能

  • インストール時、オフライン機能を有効にする。

    • オフライン機能がインストールされる。
    • SQL Server 2008 Express がインストールされる。
  • インストール後、オフラインにするでオフラインに移行。

    • オフライン機能を使用できるのは 1 人だけ。

補足: CRMのクライアント要件
「複数人のユーザが PC を共有する」シナリオが
オンライン機能側にのみ挙げられているのは、この「1 人だけ」という制約による。

ハードウェア・ソフトウェア要件

ハードウェア要件

ソフトウェア要件

展開方法

手動インストール

  • 管理者権限が必要(CRM ユーザである必要はない)
  • CRM ユーザは各自、構成ウィザードを実行する。

インストーラーのダウンロード リンク

  • Dynamics CRM の Web 画面にダウンロード リンクを表示する。

    • [設定]→[管理]→[システムの設定]→[Outlook]タブを選択。
    • メッセージ バーに "Outlook 用 CRM の取得" オプションを表示で[いいえ]。
    • [OK]を選択して、システムの設定を閉じる。
  • インストールを実行する CRM ユーザは管理者権限が必要

  • CRM ユーザは各自、構成ウィザードを実行する。

移行メモ: 元ページの手順は「表示で[いいえ]」となっているが、
ダウンロード リンクを表示する手順として読むなら
[はい]が自然に見える。
元ページの記載どおりに残すが、実際の操作時は画面の文言を確認すること。

GPO による展開

SCCM による展開

構成マネージャを使用し、構成設定のスクリプトを作成。

補足(3 つの展開方法の選び分け): プログラムの配付技術
一般論がそのまま当てはまる。

方法 管理者権限 規模 構成の自動化
手動 各ユーザに必要 不可(各自でウィザード)
GPO 不要 一部
SCCM 不要 (スクリプト)

「管理者権限が不要」という点が実務では大きく、
一般ユーザに管理者権限を配らない組織では
GPO 以上が事実上の必須になる。

インストール

準備

  • 管理者権限が必要(CRM ユーザである必要はない)
  • CPU アーキテクチャに一致したセットアップファイルを準備
  • セットアップファイル(Setupclient.exe)をダブルクリック

補足: 「CPU アーキテクチャに一致した」というのは、
Outlook のビット数に合わせるという意味である。
VBA移行
CRMのクライアント要件で述べた
32bit / 64bit の一致要件と同じ話で、
CRMのアップグレード(2011→2013)にも
「異なる CPU アーキテクチャ間でのアップグレードはサポートされていない」と
記載されている。

使用許諾契約書

[使用許諾契約書に同意する]を選択し、[次へ]を選択。

更新プログラムの確認

[推奨される更新プログラムを取得します]ページで、
Microsoft Update を使用するかどうかを選択し[次へ]をクリック。

※ Microsoft Update は、全てのソフトウェアに適用される。

インストールの選択

インストール

[インストール]を選択。

オプション

[オプション]→[インストールのカスタマイズ]ページ

その後、

  • インストールの進行状況
  • インストールの完了

セットアップ ログファイル

ログファイルの既定の場所

  • %LocalAppData%\Microsoft\MSCRM\Logs

構成

構成ウィザード

起動方法

  • インストール後に Outlook を再起動

  • [スタート]→[すべてのプログラム]
    →[Microsoft Dynamics CRM]→[構成ウィザード]

  • Outlook の CRM タブ →[Microsoft Dynamics CRM の構成]

設置型・ホスト型の構成

  • [組織の構成]ページのサーバ URL に組織の URL を入力

    • http://crmserver
    • http://crmserver:5555
  • 認証を変更する場合、[変更]をクリックする。

  • [接続テスト]をクリックすると、
    ユーザ名に関連付けられている組織の名前が組織一覧に読み込まれる。

  • 当該する組織を選択し[OK]をクリックする。

  • 選択した組織が[Microsoft Dynamics CRM の組織の管理]ページに表示される。

  • [閉じる]をクリックする。

オンラインの構成

  • [組織の構成]ページで候補リストをクリックし、[CRM Online]を選択する。

  • [変更]をクリックする(必要に応じて[接続テスト]をクリックする)。

  • サインイン ページで、ユーザアカウントを入力すると、
    ユーザ名に関連付けられている組織の名前が組織一覧に読み込まれる。

  • 当該する組織を選択し[OK]をクリックする。

  • 選択した組織が[Microsoft Dynamics CRM の組織の管理]ページに表示される。

  • [閉じる]をクリックする。

移行メモ(正誤): 元ページの見出し「オンラン」は「オンライン」の脱字、
本文の「入力してすると」は「入力すると」の誤記と判断し、修正した。

複数の組織の構成

同期対象の組織

1 つだけ。

  • 同期対象外の組織には以下の制限事項が適用される。
    • 同期が実行されない。
    • オフライン移行できない。
    • アイテムの追跡は適用されない。

追加

  • 構成ウィザードを起動する。
  • 組織の詳細を入力する。
  • [組織の構成]ページで[この組織と同期する]チェック ボックスをオン。

変更

  • 構成ウィザードを起動する。

  • [Microsoft Dynamics CRM の組織の管理]ページで、
    同期対象の組織を選択して[編集]をクリックする。

  • [組織の構成]ページで[この組織と同期する]チェック ボックスをオン。

※ 過去に同期された他の組織のデータは削除されません。

補足(同期先が 1 つである理由): Outlook 側の
予定表・連絡先・タスクは 1 セットしかないため、
複数の組織と同時に同期するとどちらの予定か区別できなくなる
複数組織を扱うユーザ(コンサルタントなど)は、
参照は複数組織、同期は 1 組織という使い分けになる。

ユーザ電子メール設定の構成

メールの管理方法

送受信されるメールの管理方法はユーザ単位で構成できる。

  • Web アプリケーションの[設定]→[電子メールアクセス構成]
  • メールボックス レコードに対して設定を行う。

メールの処理

電子メールの処理には以下を使用できる。

推奨

Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM がなくてもメール処理できるように、

の使用を推奨。

また、キューに送信されたメールを管理するには、

が必要になる。

補足(著者の推奨は妥当): クライアント側の処理は
Outlook が起動している間しか動かない
休暇中の担当者宛のメールが取り込まれない、
キュー(共有の受信箱)が処理されない、といった
業務の穴が生じるため、サーバ処理システムを併用するのが原則になる。
CRMの電子メールの管理
「1 つのサーバ処理システムとクライアント処理システムの組み合わせが可能」
という組合せ規則は、この使い方を想定している。

コマンドラインで

コマンドラインでのインストール

コマンドラインでインストール可能

必要な情報は、

  • コマンドライン パラメータ
  • XML 構成ファイル

で、セットアップファイル(Setupclient.exe)に渡す。

コマンドラインでの構成

コマンドラインで構成可能

必要な情報は、

  • コマンドライン パラメータ
  • XML 構成ファイル

で、Microsoft.Crm.Application.Outlook.ConfigWizard.exe に渡す。

コマンドの既定の場所

  • C:\Program Files\Microsoft Dynamics CRM\Client\ConfigWizard\

補足: 前述の SCCM による展開
「構成設定のスクリプトを作成」とあるのは、この 2 つを組み合わせることを指す。
インストールと構成の両方を無人化できるため、
ユーザに構成ウィザードを実行させずに済む

オフライン機能

  • オフライン作業の機能
  • オンライン ←→ オフラインの移行
  • データ フィルターを使用した同期オプション

機能

CRM Server と切断された状態で CRM のデータを使用できる。

オフライン作業の条件

  • 処理がクライアント側で実行される。
    • データは同期により SQL Server 2008 Express データベースに格納される。
  • 再生グラフというローカルストアに更新が行われる。
    • オンラインに戻った時に同期するためのキュー。

状態の移行

  • オフラインへ

    • Outlook の[オフラインにする]をクリックした場合
      • データの同期が実行される。
    • CRM Server との接続が失われた場合
      • データの同期が実行されない(前回同期した状態)
  • オンラインへ

    • Outlook の[オンラインにする]をクリックした場合
    • CRM Server との接続が失われた後、接続が復元された場合

同期

補足(「後勝ち」であることの意味): フィールド レベルで後勝ちという仕様は、
競合を検出せず、黙って上書きするということである。
A さんがオフラインで編集している間に B さんが同じ項目を変更していた場合、
A さんがオンラインに戻った時点で B さんの変更が消える。

救いはフィールド単位である点で、
別々の項目を編集していれば両方残る
それでも、オフライン運用を許可する場合は
この上書きが業務上許容できるかを確認しておく必要がある。
CRMのクライアント要件
「企業のポリシーによってオフラインでの使用がサポートされていない場合」
という但し書きがあるのは、情報漏洩だけでなく
こうした整合性の観点も含まれると読める。

補足(特権チェックがオンライン復帰時に行われる): 「オフライン中に
特権が削除されていた場合、変更は適用されない」というのは、
CRM セキュリティモデルの作成の権限が
オフライン中は古いままであることを意味する。
退職者の端末がオフラインのまま残っていれば、
そこには業務データの複製が残り続ける。
オフライン機能を有効にする場合、
端末の回収・データ消去まで含めた退職処理が必要になる。

参考


Tags: Dynamics CRM

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

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