Skip to content

MS_CRMEmailRouter

nishi_74322014 edited this page Sep 1, 2026 · 1 revision

CRM E-mail Router

概要

  • CRM と電子メールとを統合するサーバー処理システム。

  • 電子メール システムと CRM の組織との間で
    電子メール メッセージをルーティングするオプションのコンポーネント。

  • Email Router
    https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn832088.aspx

移行メモ(提供終了): E-mail Router は
Dynamics 365 ではサポートされておらず、提供終了している。
後継は CRM サーバー側同期
本ページは設置型 CRM 2013 / 2015 時代の記録として残す。

コンポーネント

  • E-mail Router サービス
  • E-mail Router 構成マネージャ
  • ルール展開ウィザード

サポートされる電子メール システム

  • Microsoft Exchange Server 2007
  • Microsoft Exchange Server 2010
  • Microsoft Exchange Server 2013
  • Microsoft Exchange Online
  • SMTP(送信のみ)
  • POP3(受信のみ)

※ サポートされない電子メール システムも、
E-mail Router のカスタム 電子メール プロバイダでサポートできる。

ハードウェア・ソフトウェア要件

E-mail Router・ルール展開ウィザードのインストール

準備

  • ローカルコンピューターの Administrators グループの
    メンバとなっているユーザとしてドメインにログオンしてインストール。
  • SetupEmailRouter.exe ファイルを実行(ダウンロード or メディア)。

更新プログラムの確認

[Microsoft Dynamics CRM の更新プログラムを取得する(推奨)]をクリック(推奨)。

使用許諾契約書

[この使用許諾契約書に同意する]をクリックし、[同意する]をクリック。

必要なコンポーネントのインストール

[必要なコンポーネントのインストール]ページで[インストール]をクリック。

  • 全てインストールされている場合は、スキップ。

  • コンポーネントのセットアップファイルが見つからない場合、
    インターネット接続が要求されることがある。

  • インストール時に再起動が必要とされる場合がある。
    その場合、再起動後に SetupEmailRouter.exe を再起動する。

E-Mail Routerのコンポーネントを選択

[Router コンポーネントの選択]ページで以下の片方 or 両方を選択。

  • [Microsoft Dynamics CRM E-mail Router サービス]
  • [ルール展開ウィザード]

その後、

  • Microsoft Update 基本設定の選択
  • インストール先の選択
  • システムのチェック
  • インストール準備の完了

構成

同期の設定方法

  • Web アプリケーションで[設定]→[電子メールアクセス構成]に移動
    →[電子メールアクセス構成の設定]をクリック
    →[システムの設定]ウィンドウ →[電子メールの処理方法]で[E-mail Router]を選択。

  • 各ユーザー or キューのメールボックス レコードの

    • [受信メール]に対して以下のオプションを選択
      • [サーバー側同期または E-mail Router](どちらか一方)
      • [転送用メールボックス](どちらか一方)
    • [送信メール]に対して[サーバー側同期または E-mail Router]オプションを選択

プロファイルの数と種類

CRM と電子メール システム間で電子メールのルーティングをするのに必要なもの。

  • 1 つ以上の受信プロファイル(電子メール システム毎に必要)
  • 1 つの送信プロファイル

移行メモ(正誤): 元ページの見出し「プロファルの数と種類」は
「プロファイル」の脱字と判断し、修正した。

受信プロファイル

電子メールの受信のルーティングをするのに必要なもの。

必要な情報(受信)

  • 名前
  • 電子メール サーバの種類
  • プロトコルの種類
  • 認証の種類
  • サーバの場所
  • アクセス資格情報

プロトコルと認証の種類(受信)

  • サーバごとのプロトコルと認証の種類
電子メール サーバの種類 プロトコルの種類 認証の種類
Exchange Server Exchange Web Service(SOAP) Windows 認証(NTLM & Kerberos)
Exchange Online Exchange Web Service(SOAP) クリア テキスト
POP3 POP3 ・NTLM
・クリア テキスト
  • 認証がクリア テキストの場合、SSL を使用する。
    • [SSL を使用]→[ネットワーク ポート]の[詳細設定]タブへ設定
    • Exchange Online は https 接続のみなので、[SSL を使用]使用不可能?

補足(クリア テキストであることの意味): Exchange Online の認証が
「クリア テキスト」なのは、Basic 認証(ID / パスワードをそのまま送る)
だからである。だから SSL が必須になる。

Microsoft Exchange Online で述べたとおり、
この Basic 認証は現在廃止されており、
OAuth 2.0(モダン認証)に置き換わっている。
E-mail Router が提供終了になった理由の 1 つでもある。

サーバーの場所(受信)

電子メール サーバの種類 プロトコルの種類 サーバーの場所
Exchange Server Exchange Web Service http://XXXXX/EWS/Exchange.asmx
Exchange Online Exchange Web Service 同上
POP3 POP3 XXXXX
  • *.asmx なので、Exchange Server の実装は ASP.NET Web Service
  • SSL を使用する場合、http://…https://… に読み替える。

アクセス資格情報(受信)

次のアクセス資格情報がサポートされる

  • ローカル システム アカウント

  • [ユーザー指定]

    • それぞれのユーザのユーザアカウントをメールボックス レコードに入力
    • パスワード期限切れなどの場合、CRM でメールボックス レコードを更新する必要がある。
  • [その他の指定]

    • 管理者アカウント(フルアクセス権)
    • ??
電子メール サーバの種類 アクセス資格情報
Exchange Server ローカル システム アカウント
・ユーザー指定
・その他の指定
Exchange Online ・ユーザー指定
・その他の指定
POP3 ・ユーザー指定
・その他の指定

補足(3 つの選択肢の性格): 著者が「??」を付けている
[その他の指定]も含めて整理すると、

選択肢 誰の権限で読むか 管理コスト
ローカル システム アカウント E-mail Router サーバのマシン アカウント 最小(信頼関係のみ)
ユーザー指定 各ユーザ本人 最大(パスワード変更のたびに更新)
その他の指定 特定の代表アカウント(フル アクセス権) 中(1 アカウントのみ)

となる。
[ユーザー指定]は最小権限だが、
CRMの電子メールの管理
転送用メールボックスの利点として「資格情報の管理」が挙げられていたとおり、
人数分のパスワード管理が現実的でない
このため実務では、信頼関係を組める設置型では 1 番目、
Exchange Online では 3 番目が選ばれることが多い。

送信プロファイル

電子メールの送信のルーティングをするのに必要なもの。

必要な情報(送信)

  • 名前
  • 電子メール サーバの種類
  • プロトコルの種類
  • 認証の種類
  • サーバの場所
  • アクセス資格情報

(項目は受信プロファイルと同じ)

プロトコルと認証の種類(送信)

電子メール サーバの種類 プロトコルの種類 認証の種類
Exchange Online Exchange Web Service(SOAP) クリア テキスト
SMTP(+ Exchange Server) SMTP ・Windows 認証(NTLM & Kerberos)
・クリア テキスト
  • 通常、SMTP は匿名認証をサポートしていない。
  • 認証がクリア テキストの場合、SSL を使用する。
    • [SSL を使用]→[ネットワーク ポート]の[詳細設定]タブへ設定
    • Exchange Online は https 接続のみなので、[SSL を使用]使用不可能?

サーバーの場所(送信)

電子メール サーバの種類 プロトコルの種類 サーバーの場所
Exchange Online Exchange Web Service http://YYYYY/EWS/Exchange.asmx
SMTP(+ Exchange Server) SMTP YYYYY

アクセス資格情報(送信)

次のアクセス資格情報がサポートされる

  • ローカル システム アカウント

  • [ユーザー指定](Exchange Online のみ)

    • それぞれのユーザのユーザアカウントをメールボックス レコードに入力
    • パスワード期限切れなどの場合、CRM でメールボックス レコードを更新する必要がある。
  • [その他の指定]

    • 管理者アカウント(フルアクセス権)
電子メール サーバの種類 認証の種類 アクセス資格情報
Exchange Online クリアテキスト ・ユーザー指定
・その他の指定
SMTP(+ Exchange Server) Windows 認証(NTLM & Kerberos) ローカル システム アカウント
・その他の指定
クリアテキスト ・その他の指定
匿名 ローカル システム アカウント
  • Exchange Online + その他の指定の場合のオプション
─[ユーザー タイプ]
 ├[ユーザ]
 └[管理者]
  └[アクセスの種類]
   ├[代理人アクセス]:"代理送信" メッセージとして送信。
   └[代理人として送信する]:"代理人送信" メッセージとして送信。

補足("代理送信" と "代理人送信" の違い): 前者(Send on Behalf)は
「A さんの代理として B が送信」と受信者に表示される
後者(Send As)はA さん本人からのメールとして見える
CRM から送るメールを担当者本人名義にしたいなら後者になるが、
権限としては強いため、付与範囲に注意が要る。

展開(既定のプロファイル)

E-mail Router 構成マネージャの[展開]タブで既定のプロファイルを指定できる。

  • [展開の種類]
    (複数の展開を追加できるが、追加する展開は同じ[展開の種類]である必要がある)

    • [自分の会社]:(内部設置型、オンプレ)
    • [オンライン サービス プロバイダー]:(ホスト型、SaaS)
    • [Microsoft Dynamics CRM Online]
  • CRM Server の URL
    e.g. : https://xxxxx:5555/my_ou

    • プロトコル(http://https://
    • 検出 Web サービス役割のインストール先のコンピュータ名
    • ポート番号
    • 組織名
  • [展開環境に接続するためのアクセス資格情報]

    • CRM Server に接続するためのアクセス資格情報
    • オンプレの場合、ローカル システム アカウントを使用可
      • E-mail Router・CRM Server が同一マシン
      • 上記のマシンアカウントが PrivUserGroup セキュリティ グループに属す。
  • [既定の受信プロファイルと送信プロファイル]

補足: PrivUserGroup
CRMのインストールと構成で作成されるセキュリティ グループで、
同ページにも「E-Mail Router を含める」と
記載されている。両ページの記述が対応している。

転送用メールボックスの設定

前提

  • 転送用メールボックスは、各ユーザの受信メールが転送されてくるメールボックスなので、
    E-mail Router 専用に作成し、個人のユーザのメールボックスとしての使用はできない。

  • Exchange Server か POP3 メールボックスを使用する。

設定

  • Exchange Server で転送用メールボックスを設定する場合、少なくとも一度は、
    Outlook や OWA 等の電子メール クライアントでメールボックスにログオンすること。

  • E-mail Router 構成マネージャを起動する。

    • [ユーザ、キュー、転送用メールボックス]タブ → 目的の展開環境を選択し →[データの読み込み]
    • [転送用メールボックス]をクリックして[新規]or[修正]をクリック。
    • [転送用メールボックス]ダイアログ ボックスで以下を入力し[OK]をクリック。
      • [名前]
      • [電子メール アドレス]
      • [受信構成プロファイル]
    • [転送用メールボックスのメッセージを処理後に削除する]チェック ボックスの on-off を選択。

転送ルール

  • ルール展開ウィザード
    Exchange Server(2010 は + SP1)であればルール展開ウィザードを使用できる。

    • 権限
      • セキュリティ ロールの割り当てられた CRM ユーザ
      • ローカル管理者
      • Exchange Server 管理者権限
  • 手動で作成
    POP3 サーバーは、Outlook 等で転送ルールを手動作成する(クライアントによって操作は異なる)

ユーザ、キュー、転送用メールボックス

E-mail Router 構成マネージャの[ユーザ、キュー、転送用メールボックス]タブで次のことができる。

  • 受信プロファイルと送信プロファイルに E-mail Router を使用するユーザ、キューを表示
  • ユーザ、キューの電子メール(ルーティング)処理の有効化・無効化
  • ユーザ、キュー、転送用メールボックスへのアクセスのテスト。
  • 転送用メールボックスの定義と定義変更。

クラスタリング

トラブルシューティング

ハードウェア・ソフトウェア要件の確認

「計画ガイド」を参照

インストールの制限と既知の問題

E-mail Router の Readme を参照。

更新プログラム

セットアップ時に、[Microsoft Dynamics CRM の更新プログラムを取得する(推奨)]をクリック(推奨)。

セットアップ ログ ファイルの確認

%APPDATA%\Microsoft\MSCRM\Logs\crmemailroutersetup.log

Exchange Server 2010

ルール展開ウィザードを実行するのに SP1 の適用が必要。

参考


Tags: Dynamics CRM

NetDevInfraWiki

マイクロソフト系技術情報 Wiki
Open 棟梁 Wiki

(未着手)

開発基盤部会 Wiki

移行管理: DONETODO

Clone this wiki locally