Skip to content
oraccha edited this page Jan 14, 2013 · 1 revision

XeroxPARCで開発されたワークステーション.パーソナルコンピュータ(コンピューティング)という概念を実現し,現在の計算機に大きな影響を与えた.

  • [http://www.spies.com/~aek/alto/ The Xerox Alto Archive] (Al's Xerox Workstation Collection) . Al Kossow 氏による Alto に関するアーカイブ.
  • [http://sumim.no-ip.com:8080/collab/19 Alto、Star、Smalltalk、Lisa、Mac の関係をはっきりさせよう] …… 暫定 Dynabook としての Alto と、Star の前身としての Alto はわけて考える必要がある。
  • [http://slashdot.jp/articles/03/04/10/0734258.shtml?topic=70 ゼロックス Altoから30年] (SlashdotJapan 2003-04-10)

Altoはダイナミックマイクロプログラミング制御方式を採用し,使用される言語に応じてマクロ命令を定義できた.

  • マイクロプログラムはハードウェアが大きくなるのでコストが掛かる. 後に開発されるAppleのLISAなどではマイクロプロセッサである68000を採用している.

Alto の[OS]である AltoOS はBCPLで記述されている. AltoOS 自体は記憶管理を行なわず,上位で動作した言語であるBCPLMesa,InterLisp,Smalltalkのランタイムによって独自に記憶管理が行われた.

  • もとは、Stoyの[http://citeseer.nj.nec.com/context/1140646/0 OS6]が源泉らしい。
  • 設計原理はそのオープン性にある。OSのどの部分もユーザプログラムで取り替えることが可能だった。
  • 詳細は、「ワークステーション原典」の ButlerLampson のところを参照(絶版?)
  • [http://research.microsoft.com/lampson/22-OpenOS/Acrobat.pdf これも参照するといいかも]

AltoOSは同じくXeroxのWS,Dolphinにも使われている.


後継のStarで採用されたOSであるPilotは,AltoでのMesaランタイムがベースになっている.PilotのようにOSからAPまで単一のプログラミング言語で実現するアプローチはLispマシンPrologマシン,最近ではSPINなどが挙げられる.

ちなみに、ETHのLilith(Modula-2)やOberonは、WirthがAltoの影響を受けて作ったものですね(サバティカルでPARCにいたとか)。


このころの話は鈴木則久氏の「研究者のテイスト」などが面白いかな. 実際にCMUやPARCにいた人だし.

Alto のデモと BillAtkinson

Clone this wiki locally